はるあらし

36.家族会議+α



 え、なんでハルさんがこんなところに?
 十秒くらい、水の入ったグラスのふちを口に当てた姿勢のまま固まって、おれの頭の中ではあらゆる疑問が猛スピードで駆け抜けていった。
 こっそり見学に、とか言ってたが、まさか本当にそれを実行しに来たんじゃあるまいな。いやだってあれは冗談だろ? 確かにハルさんは冗談を本気にする、じゃなくて、本気で冗談みたいなことをする人だが、いくらなんでもここまではしないだろ……え、いや、そうなのか? ここまでするのか? 本当に?
 ぐるぐると混乱が渦巻いているおれを余所に、ニッコリ笑ったハルさんは、自分の座っていた椅子から優雅な仕草で立ち上がると、テーブルを離れてこちらに向かってまっすぐ歩いてきた。
 え……え?
 手に持っていたグラスを乱暴にテーブルに置いて、思わず椅子から尻を浮かせたおれに、下を向いて黙っていた愛美が気づいて顔を上げる。おれの目が釘付けになっている方向へつられたように視線をやって、あ、と短い声を出した。
 今度はその声で、母と兄が、怪訝そうに後ろを振り返った。こちらに向かってくる若い女性を目に入れて、ハルさんの顔を知らない兄はともかく、一度見合いの場で顔を合わせて話もしたはずの母までが、誰だ? という顔をする。

「こんにちは、哲秋さん」

 ハルさんは、それはそれはあでやかな微笑を浮かべて、テーブルのすぐ手前までやってくると、おれに向かって挨拶した。
「……え、と」
「偶然ですわね」
 ふふ、と笑って、しゃらっと嘘をつく。偶然のわけがあるか、とおれは開いた口が塞がらなかったが、塞がらないうちに、ハルさんはさっさと他の三人に向き直り、しとやかに一礼をした。
「菊里春音でございます」
 それを聞いて、母は、ああ、とようやく思い出したような顔をし、兄はさっと表情を厳しく改めた。お前が呼んだのか、と言いたげにおれを睨んできたが、どう返していいものか迷って曖昧に首を傾げるしかない。愛美に至っては、おれと同じで、ただ状況についていけず、まごまごしているだけだ。
 三者三様の反応にも、ハルさんはまったくひるむ様子を見せなかった。堂々とした挨拶のあとで、「今日はご家族でお食事会ですか?」 とニコニコしながらとぼけたことを言う。だからおれ、電話でそう言ったでしょ!
 ごほん、と咳払いをしてから、おれは何食わぬ顔をする努力をした。ハルさんの真意は判らないが、ここはもう乗るしかない。
「そうなんですよ。たまにはこうして食事をしながら楽しく語り合って、家族の絆を深めるのもいいと思いましてね。本当は、父もいるはずだったんですけど、急な予定で来られなくなったんです」
「まあ、それは残念でしたわね」
 ハルさんが口元に手を当て、いかにも残念、という悲しげな表情を作るので、危うく噴き出しそうになってしまう。ハルさんと二人で即興の芝居でもしているような気分で、ちょっと面白くなってきた。
「えーと、母はご存じでしたよね。その向こうにいるのがおれの兄の智で、こちらにいるのが妹の愛美です」
 おれに紹介された兄は、渋々ながら軽く頭を下げたが、ハルさんに向ける目にはありありと警戒心が見て取れた。ハルさんはそれにはまったく気づかないように、にこやかに母と兄に対して返礼し、愛美に対しては、「まあ、可愛らしい妹さんですわ。はじめまして」 と、臆面もなく言って目を細めた。
「あ、あの……ええ、はい、は、はじめまして」
 ハルさんほど図太くは出来ていない愛美は、困惑しながらへどもどとそう言うのがやっとのようだ。頑張れ。
「ハルさんは、今日はお一人で?」
 おれが訊ねると、ハルさんはぽっと顔を赤らめ、恥ずかしそうな素振りをした。
「そうなんです。お友達とお食事する予定だったんですけれど、いきなりキャンセルされてしまいましたの。あまりに直前だったもので、どうしようか迷ったんですが、せっかく予約も入れていたことですし、こうして一人でぽつんと食事をしておりました。こんなところを見られて、お恥ずかしいですわ」
 さっき、ものすごく楽しそうな笑顔で手を振っていた人と同一人物とは思えないくらい、可愛らしくはにかんでいる。
 そのハルさんが、ちらっと自分が座っていた席を見返り、次いで、おれをちらっと見た。
「…………」
 ああ、そうか。

 ──うん、大体わかった。

 おれはにっこり笑った。
「ハルさん、もしよろしかったら、こちらでご一緒しませんか? 食事は大勢でしたほうが楽しいでしょう」
 その言葉に、妹がぎょっとし、母と兄が目を剥くのが判ったが、そちらは無視した。ハルさんも判っただろうが、同じく無視した。口を丸く開けて、「意外な提案に驚く顔」 をしてみせる。
「まあ、よろしいんですかしら、そんな図々しいこと」
「もちろん構いません。見ての通り、テーブルにも余裕がありますし。あちらの席を、こちらに移してもらいましょうね」
 他の三人の同意を得ないまま、おれは店員を呼んで、席をひとつ作って欲しい旨を伝えた。ハルさんが座っていたテーブルにあったものも、こちらのテーブルに移動させるよう頼む。
 その間、母はひどく仏頂面で、兄も鋭くハルさんを見やっているだけだった。二人とも、笑いかけるどころか、一言も言葉を発しない。不穏な空気の中、ただ一人、愛美だけが、オロオロと何かを言いたげに、おれとハルさんとの間で視線を行ったり来たりさせている。
 席は、おれの隣に作ってもらった。その椅子を引いて、ハルさんと微笑を交わし座らせてから、おれも再び自分の席につく。
 おれとハルさんと愛美の三人が並んで座り、その前には、母と兄。ひとつ息を吐きだして、表情を改める。
 反対隣りの愛美のほうを一瞥し、素早く片目だけを眇めて合図した。
 気を引き締めてかかれよ、愛美。

 ハルさんは、お前の味方をするために、こうして一人、敵地にまで乗り込んできてくれたんだからな。


           ***


 家族四人と飛び入りプラスワンがひとつのテーブルにつき、最初に口火を切ったのは、母だった。
「菊里のお家には不幸があったばかりと伺っていますけど? まだ四十九日も終わらせないうちに、フラフラと遊び歩くのは感心できたことではありませんね」
 ハルさんの父親が亡くなったことは、もうすでに母の耳にも入っていたらしい。そうか、多分、仲人おばさんから話がいってるんだな。それならそれで、まずは悔やみの言葉が真っ先に口から出てもよさそうなものだが、母の顔にも声にも、露骨にハルさんを責めるような険があった。
「申しわけありません」
 ハルさんは素直に謝った。なにも、おれの母に謝るような筋のことではない──というより、そもそも謝るようなことではないのに。おれは口を開きかけたが、テーブルの下でハルさんに足を蹴られたので、止めた。
 母はおそらく、お試し見合いの相手でありながら、未だにおれと 「付き合い」 を続けているこの女性に、良い感情を抱いていない。もともと、正式な見合い相手としても認めていないのだ。釣り書きも写真もろくに目を通さないほどにどうでもよく、かつ今となっては、次の見合いまでの障壁のような存在としてしか見ていないだろう。
 ここにきて、その相手が実体を伴って自分の前に現れたものだから、母の不愉快さは隠しようもないほど露わになっているのかもしれなかった。
「大体、他の家族が食事をしているテーブルに割り込んでくるという行為自体が、出すぎていると思いませんか。礼儀について、よくよくご存じないと思われましょうに」
「まあ、そうでしたか」
 尖った口調で攻撃を止めない母に、対するハルさんは一歩も退かなかった。
「それは失礼いたしました。一応、私、今のところ哲秋さんとお付き合いをさせていただいているものですから、知らんぷりをするよりは、きちんとご挨拶したほうが礼儀にかなっているかと思いまして」
「そうよ。ハ……春音さんは、お兄さんが今お付き合いされている方なんですもの。一緒にお食事できて、嬉しいわ」
 意気込んだ愛美が、弁護するようにそう言い、
「おれがご一緒にどうですかとお誘いしたんですよ、お母さん」
 と、おれもそれに乗っかって、母はますます不快げに眉を寄せた。兄は、おれと愛美を見比べ、むっとした顔つきをしているが、口は挟まないでいる。
「なにがお付き合いですよ。そもそも、いつまで……」
「まあ、よろしいんですかしら。そのお話はとっても興味深いのですけど、ここでなさいます? 私、あまり嘘は上手ではないので、ついうっかり口が滑ってしまうことがあるかもしれませんが、よろしいでしょうか」
「…………」
 ハルさんににっこりしながら切り返されて、母は黙り込んだ。なるほど、「本当の見合いでもないのに、いつまで茶番を続けるつもりなのか」 とでも言おうとしたのだろう。ハルさんとの見合いがただの練習台であることは、おれも知らないことになっている、母と仲人おばさんと菊里家だけの密約だったわけだから、それを盾にされれば母は口を噤まざるを得ない。何も知らない愛美は、少しきょとんとしている。

「──仰るとおり、最近、父が亡くなりまして」

 母が黙ると、ハルさんはゆったりとナイフとフォークを扱って、運んでもらった肉料理を切りながら、静かに言った。
「私もいろいろと、考えたり迷ったりすることが多くございました。大げさかもしれませんが、人生の岐路に立ったような気分でしたの。人はそういう時、何を優先するかで、その先の道が決まりますね。いえ、先は見えなくとも、別の道を捨てたり諦めたりしなければいけない、という意味で。いくつも道が枝分かれしていたとしても、選ぶのはひとつだけ。一度選んでしまったら、分岐点に戻ってまた道を選び直すということは、不可能ですから。……難しいですね」
 流れるように話すハルさんの顔を、兄が測るような目でじっと見つめている。
「そういえば、愛美さんも、もうすぐ大学を卒業なさるということでしたわね。きっと、たくさんの道が目の前にあって、迷われることもあるのでは?」
 ハルさんに振られて、愛美はここでようやく、彼女の意図に気づいたらしい。はっとしたように目を見開くと、一瞬泣きそうな顔になって、何度も頭を縦に振り、こくこくと大きく頷いた。
「そ、そうなんです。私──私、卒業後は、就職したいと思っていて」
「まあ、そうなんですか」
 今はじめて聞いたようにハルさんは笑って、「それでは就職先に頭を悩ませてしまいますわね」 とあくまで世間話をするような、呑気な口調で言った。
「そんなものに頭を悩ます必要はありませんね」
 ここでまた頭から叩きつけるような言い方で、母がバッサリと言葉を差し挟む。愛美は悔しそうに俯きかけたが、ハルさんはぱっちりと瞳を大きくして、まっすぐ母のほうを向いた。
「あら、なぜでしょう?」
「愛美は卒業後、就職などしないからです。桜庭の娘として、そんなことは許されるはずがありませんよ」
「どなたがお許しになりませんの?」
 ハルさんに問われて、母は一瞬言葉に詰まった。
「それは──」
「世間がですか? それとも、お父様か、お母様が? おかしなお話ですわね、成人を迎えられた女性が就職を望むことが許されないなんて、現在の世界情勢に見事なまでに逆行してますわ。複数の大企業を抱える桜庭のグループは、お身内では未だ明治あたりで時間が止まっていらっしゃるのですかしら。それとも、桜庭のお家では、女性が社会進出をすると呪われる、なんていう物騒な言い伝えでもありますの?」
「なにを、バカなことを」
「ええ本当に、バカみたいですわね。愛美さんは、桜庭というハンデを背負っても、自分の道を見つけたいとご立派なことをお考えになっているのに、それが許されないなんて、そんなバカなことはございませんわね」
「ハ──ハンデ、ですって?」
 母は怒るよりも、唖然とした。それくらい、ハルさんの言葉が理解不能だったのだろう。

「そうです、ハンデです」
 ハルさんは、真っ向から母を見返し、きっぱりと繰り返した。

「何も考えず、その名の下にひっそりと隠れているだけなら、桜庭のお家はこれ以上なく頼れる大木です。けれど、哲秋さんや愛美さんのように、ご自身の力で人生を切り開いていきたいと望まれるような方には、時に、それはハンデにしかなりません。それでも、こうやってしっかりと地に足をつけて歩こうとなさっていらっしゃるんでしょう? そのハンデを負いながら、行くべき道を、自分で探そうとされているんでしょう? 素晴らしいことです。決して──決してそれは、失望なさるようなことではありません」
「……っ」
 愛美がたまらなくなったように、テーブルの上に放置されていた白いナフキンを手に取り、目元に押し当てた。兄はその様子を黙って見つめ、おれは心の中でハルさんの言葉をしみじみと噛みしめる。
 ……ハンデか。
 これまでの人生の過程で、頭の片隅で、身体のあちこちで、どこかでずっと思っていたこと。けれど、桜庭の家の人間、ましてやその恩恵のもとで育ってきたおれたち兄妹には、口が裂けても出せなかったこと。
 ハルさんは、それをすっぱりとひとつの単語にして言い表した。
「な……なんてことを」
 でもそれは、桜庭の名になにより矜持を抱いている母には、到底許容することは出来ないものなのだろう。みるみるうちに、頬が紅潮し、ぶるぶると口元が震えた。
「無礼も大概になさい。あなたは一体、なんの権利があって、そんなことを」
「ええ、権利はございません。ですが」
 ハルさんは、にっこりした。

「あの、くっだらない釣り書きを拝見して、お母様は何か考え違いをなさっておられるのではないかと思ったものですから」

 さすがに兄が動揺してグラスを倒しそうになり、感極まっていた愛美が泣くのも忘れてナフキンを床に落とした。
 おれは慌てて下を向いたが、どうにも堪えきれずに噴き出してしまったため、肩が揺れた。そんなおれの足を、テーブルの下で、今度は兄が蹴りつける。おれは必死で笑いを抑えながら、目だけを上げて、口を出すなよ、と兄を牽制した。
 ここは今、ハルさんの一人舞台、ハルさんの独壇場だ。誰にも邪魔させるわけにはいかない。
「く、くだら……」
 母は目を白黒させている。
「ええそうです。息子を良く見せたい、という母心がおありなのでしたら、あの釣り書きはナシですわ。おやめになったほうがよろしいですと、心の底から忠告いたしますわ。だってあの釣り書きから受ける印象といえば、もう本当に最悪でございましたから」
 ホントに、母代筆のおれの釣り書きは、どういう内容だったんだろうなあ。
「ご次男をご自慢なさりたいのでしたら、お母様は、ありのままをお書きになるべきでした。だって、哲秋さんは哲秋さんそのままで、とても素敵な男性なんですもの。本物の哲秋さんは、あの釣り書きの中にある、架空の 『桜庭哲秋』 という存在とは比べ物にならないほど、素晴らしい方です」
 少しだけ、ハルさんの頬が赤く染まった。おれもだ。
「真面目で、健全で、時々ちょっとイラッとするほどまっすぐな気性で。哲秋さんには、人への思いやりを、ちゃんと実行に移せる誠実さがあります。たくさんのことをしなやかに受け入れてしまえる、度量の広さだってお持ちです。他人の気持ちに添うことのできる、温かい心があります。とても……」
 視線を落とす。
「……とても、優しい人です」
 呟くような小声で言った。
 それから、再び、凛とした生真面目な表情を母に向けた。

「──桜庭、という名を誇りに思われるのでしたら、今のままの哲秋さんも、愛美さんも、同じように誇りにされるべきです。私は、そう思います」

 そこまで言うと、ハルさんは静かに席を立った。
「では、失礼いたします」
 茫然としている母に向かって深々と頭を下げ、踵を返す。背中をぴんと伸ばした歩き方で、レストランの出口へと向かった。
 その途端、周囲にざわめきが戻ってきた。
 今までずっと、外部の音が耳に入ってこなかったんだ、とその時になって気がついた。まるでここだけ違う世界に放り込まれていたような、不思議な感覚に襲われる。
 ハルさんが隣にいた間だけ。
 おれも膝の上のナフキンをテーブルの上に置いて、椅子から立ち上がった。すぐに、「……哲秋さん」 という低い声がして、目をやると、母が身動きもせずに、きつい眼差しを皿に据えつけていた。
「どちらに行かれる気ですか。許しませんよ」
「…………」
 おれはわずかに首を傾げて母を見る。
「ここにいなさい」
 もう一度、今度ははっきりとした命令形で言われた。
「……お母さん」
「許しません」
「お母さん、愛美の話を、とにかく最後までちゃんと聞いてやってください」
 母は返事もせず黙りこくっている。おれは構わず続けた。
「確かに甘いところもありますし、世間知らずなまま物事を考えてるところもあるでしょう。でも、愛美は愛美なりに、一生懸命考えて出した結論なんです。自分が決めたことです。これから後悔するかもしれないし、間違いだったと思うこともあるかもしれませんが、それも経験として自分の中に積み上げていかなきゃいけないんです。愛美にはそういうことが必要で、本人も、それが必要だと自覚していることなんです。お願いですから、その決心と覚悟を、頭ごなしに振り捨てるようなことはしないでやってください。一人の人間として、せめて対等に話を聞いてやってください。愛美はもう、子供じゃない。いつまでも子供のままでいるわけにはいかないんです」
「…………」
 何も言わない母から、愛美へと視線を移すと、こっくりと頷かれた。
「行って。ありがとう、お兄さん。あとは自分でなんとかやってみるから」
「出来るな?」
「うん」
 しっかりと目を合わせて、もう一度頷く。

 ちゃんと判ってるよな、愛美?
 ハルさんは、母の怒りを愛美から逸らし、全部自分へと向けさせて、ここを去って行った。
 おれにも智兄にもどうにも出来なかった、修復不可能に思われたこの場を、ハルさん一人が悪役を引き受けることによって、再び持ち直してくれた。
 そうやって、お前に勇気だけを残していったんだ。
 それを、台無しにするような真似はしないよな?

 次に顔を動かした先にいた兄は、なんとも表現しがたい複雑な顔つきで腕を組んでいた。
 苦虫を噛み潰したような──いや、何かひどく苦いものを呑み込んで、その苦さをじっと耐えているような、そんな表情のまま、おれを見る。
 ふん、とひとつ大きな溜め息を吐いて、
「止めても行くんだろ」
 と言った。
 もちろん、行くに決まっている。おれの中に、これっぽっちも迷いは存在していなかった。
 誰かの許可は、必要ない。
「じゃあ」
 おれは三人に背を向け、ハルさんの後を追うべく、足を動かした。
 後ろから、
「さあ、お母さん、もう一度話し合いをはじめましょうよ」
 という愛美の落ち着いた声が聞こえた。



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